年の瀬ながら100人近い来場者でにぎわう スマラボ小山特別展示会

年の瀬ながら100人近い来場者でにぎわう スマラボ小山特別展示会

オフィスエフエイ・コムは2021年最後となる特別展示会を12月20〜24日、栃木県小山市のスマラボ小山で開きました。年末の忙しい時期にもかかわらず、前回10月の開催時を上回る32社92人の方にご来場いただきました。ご来場のみなさま、本当にありがとうございました。

新たな2種類のAMRなどに関心

年の瀬も押し迫り、クリスマス直前の開催となった今回の展示会。入り口ではスタッフが飾りつけたクリスマスツリーがお客様をお迎えしました。会場では新たに、特徴の異なる2種類の自律走行搬送ロボット(AMR)や台車一体型の協働ロボットなどが特別展示されました。

AMRのうち一方は、500キロの荷物まで牽引できるMiR社のMiR250 Hookです。台車に付けられた2次元コードを読み取って必要な台車を自分で選び、指示通りに牽引して運ぶことができます。方向などを自ら調整しながら台車に近付き、アームを伸ばして牽引する様子を間近に見て、写真を撮影する来場者も少なくありませんでした。

もう一方のAMRは、RapyutaRobotics社のラピュタPA-AMRです。複数のAMRと人が最も効率よく動くように、人工知能(AI)を活用してコントロールする独自のソフトを持っているのが特徴です。日本の倉庫の実態に合わせて狭い通路でも走行できるよう、底面積も小さく抑えられています。

台車一体型の協働ロボットは、テクノワールド社の人協働ロボット現場即導入パッケージです。安川電機製の協働ロボットMOTOMANーHC10DTPを使っており、ペンダントは使いやすいタブレット型です。ハンドを選べるオプションもついています。ダイレクトティーチングのやり方を体験してみたり、台車内の配線の様子を確認したりする来場者の姿が見られました。

AI画像検査装置も稼働

さらに、常設展示ながら近年稼働している様子をお見せすることができていなかったAI画像検査装置も展示しました。あらかじめAIに良品と不良品の画像(良品100枚程度、不良品10枚程度)を読み込ませると、不良箇所をいちいち指示しなくても深層学習によって瞬時に不良品を見分けることができます。

会場では、コンベア上を流れるフルーツの食品サンプルの中から、細い髪の毛がついたもの(写真中では中央左手前にあります)を見分けて通知する様子を見ることができました。どの業種でもAIの活用が広まりつつあるためか、多くの来場者の関心を集めていたようです。

他にも、1時間に1800枚のラベル貼りができ、商品の切り替えも容易にできるサトー社の画像認識+自動印字貼付ロボット、S-ROBO Standardの動画も展示されるなど、新しいソリューションをご紹介することができました。

オフィスエフエイ・コムは年明け以降も機会をとらえて展示会を開いていく予定です。引き続きご期待ください。


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