[2022iREXレポ①] なぜ靴箱がピッキング可能に?次世代の靴の物流を叶える「棚搬送AGVx靴箱オーダーピッキングシステム」

[2022iREXレポ①] なぜ靴箱がピッキング可能に?次世代の靴の物流を叶える「棚搬送AGVx靴箱オーダーピッキングシステム」

今回は2022年3月に行われた国際ロボット展のEPSONブースにて展示を行ったロボットシステムについてご紹介させて頂きます。

靴の流通倉庫現場の自動化において残された課題

昨今、ニュースを見ると、無人搬送車(AGV)を数百台導入する等、大手スポーツ・アパレルブランドが物流倉庫の現場を自動化することにチャレンジしています。しかし、靴箱をピッキングする最後の工程は人手に頼っており、主な理由としては下記の点が挙げられます。

・ 靴箱のサイズはブランドによってまちまち
・ 靴箱は蓋と下の箱が分かれる構造を持つタイプがあり、ピッキングしづらい
・ 靴はサイズ展開が多く、積み上がって収納されるため、取りたい箱のみを取り出すという作業は繊細な力加減や動作が必要

そのため、靴箱のピッキングは、靴の流通現場自動化にとっては、「最後の難関」とみなされて来ました。

特殊なロボットハンドの開発によって解決

弊社で独自開発に成功したロボットハンドは、周りの靴箱を抑えるための枠がついた靴箱ピッキング専用のもの。特許取得した貨物用識別コードを使って情報を読み取り、指定の箱だけをピッキングするシステムです。

ロボットはEPSON社製のN6を用い、その折り畳み式のアームと小型のボディのおかげで、狭い物流倉庫の現場でも大袈裟な場所を必要とせず、棚の上段から下段までスムーズにアクセスすることが実現されました。

自動化課題を丸ごと解決するシステムの提案が可能

実際のデモでは、オーダー指定された靴箱のピッキングから梱包〜納品書と送り状の貼付までの一連の様子をご紹介させて頂きました。

棚搬送AGVはデモスペースの関係上、実際にはお見せできませんでしたが、AGV導入実績も多数ある弊社では、実際の導入現場では主流となっている棚搬送AGVを含めたシステム提案が可能です。

その他にも、上位システムを構築することを得意としておりますので、WMS・WCS・RCSも含めた、まさに「物流倉庫現場の自動化課題を丸ごと解決する」システムを一貫して構築することが可能です。

まずはロボットSIerに相談してみる

最後までお読み頂きありがとうございます。物流倉庫現場の自動化におかれまして各社によって事情は様々かと存じます。

「自動化にあたって必要なステップは?」
「こんな自動化できるのかな?」
など、ご不安に感じられていることを、工場から倉庫まで国内外3,000工場以上の自動化実績を持つわたしたちにまずはお気軽にご相談ください。


最後に、今回の「棚搬送AGV×靴箱オーダーピッキングシステム」の詳しい案内チラシをご用意しております。

ご入手されたい方は、以下のボタンをクリックし、必要な情報をご入力ください。


おまけ

実はデモ展示に使用された靴箱には、オリジナルデザインをスタッフで手分けして事前に貼付いたしました。少しスポーツブランドをイメージしてみたのですが、もしも会場でお気づきになった方がいらっしゃったら感激です。

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【投稿者・お問い合わせ】
新エフエイコム株式会社 広報企画/デザイナー 杉本 美樹
E-mail: m.sugimoto@s-facom.jp

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