靴の物流を大きく変える? 国際ロボット展向けデモ機の動画撮影風景

靴の物流を大きく変える? 国際ロボット展向けデモ機の動画撮影風景

2年に1度のロボットの祭典、「2022国際ロボット展」(iREX2022)が2022年3月9日から12日までの日程で、東京国際展示場(東京ビッグサイト、東京都江東区)で開かれています。オフィスエフエイ・コムもいくつかのブースで協力企業としてデモ機などを製作しました。その一つ、エプソンのブースでは、「棚搬送AGV×靴箱オーダーピッキング」システムを担当。開幕を約3週間後に控えた2月中旬、装置の最終調整が続く栃木県小山市の弊社野木工場で、会場などで流す映像の撮影がありました。

デモ機の全景はこちら。積み上がった靴箱の中から指示に従って特定のサイズ、デザインの靴箱を抜き取り、箱詰めとラベル貼りなどをするという装置です。靴は製品ごとにサイズによるバリエーションが数多くあり、また店舗の陳列同様、靴箱に入れて雑然と積み上げた状態で保管されるという特殊な商品で、ピッキングの際は上の靴箱を崩さないように中断の箱を引き抜く必要があります。しかも靴箱はふた式のものが多く、上から吸着したのでは持ち上げることができません。そのため自動化のハードルが高く、ピッキング作業は今なおもっぱら人手に頼らざるを得ないという事情があります。今回は特殊なハンドを器用に使うことでそれらの難点をクリアした画期的なシステムと自負しています。具体的にどのような動きをするのかは、ぜひ会場でご覧になってお確かめください。

そのデモ機を余すところなく記録するのが今回の撮影のミッション。現場で簡単な打ち合わせをすると、すぐに撮影に入りました。

撮影チームが最も頭を悩ませていたのは、「映り込み」。デモ機の周囲を囲うアクリル板のパネルに、撮影の様子を見守る私たちの姿などが映ってしまうのです。そこで、見学者はなるべくデモ機から遠ざかり、撮影アングルに応じて立つ場所を変えるよう、細々とした指示が飛んでいました。

場合によっては、黒い布をかざして映り込みを防ぐことも。スタッフさん、大変です。

代わりに、映像の様子は離れたところに置かれたモニターに写してリアルタイムでチェック。カットごとに入念に点検しながら撮影が進みました。

デモ機とは別に、社員へのインタビュー動画も撮影。広報チームのメンバーが緊張の面持ちながら無事大役を果たしていました。

仕上がりは会場でご覧いただくことができます(インタビュー動画は後日エプソンのホームページ上で公開予定)。会場にお越しの際は、ぜひエプソンブースにお立ち寄りください。

名称:2022国際ロボット展

期間:2022年3月9日(水)〜12日(土) 10:00〜17:00

場所:東京国際展示場(東京ビッグサイト)

    東京都江東区有明3-11-1

   出展ブースNo 東3ホール E3-35

※18日(金)までの日程で、オンラインの展示も開かれています。

開催概要、来場申し込みはこちら>>>

https://biz.nikkan.co.jp/eve/irex/

エプソンのリリースはこちら>>>

https://www.epson.jp/products/robots/event/2022irex.htm


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