ロボットSlerにまつわる用語をご紹介いたします。
今回は「あ行」の用語から、ピックアップして解説いたします。
あ
アーム
マニュピレーター
アクチュエーター
電気や油圧などのエネルギーを受けて、運動に変える動力機構。物を動かす装置全般を指す。動力源ごとに電気式(電動式)、油圧式、空圧式などがあり、他にも形状記憶合金や超音波などを使ったものがある。
安全柵
ロボットの作業空間に人が入らないようにして安全を確保するためのフェンス。80ワット未満のモーターで構成されたロボットや、人が近づくとセンサーで感知して止まったり動きが遅くなったりするなどのロボットの場合は、設けなくてもいい場合がある。
い
位置決め
目標の定位置に精度良く停止させること。
インダストリー4.0
ドイツが2011年に掲げた国家戦略の中で示したコンセプト。日本では「第四次産業革命」とも言われる。第一次産業革命(1700年代半ば)が水力や蒸気機関による工場の機械化▽第二次産業革命(1800年代)が電力などによる大量生産▽第三次産業革命(1900年代)がコンピューターによる生産工程の管理や自動化——を実現したのに対し、ビッグデータやインターネットなどを次世代の技術を活用して産業構造や社会の変革を目指す。少量多品種を大量生産の生産性で実現するマスカスタマイゼーション時代への移行を促すとされている。
え
エンコーダー
位置や角度を検出するセンサ。検出器とも言う。モータの精密な制御に欠かせない。多関節ロボットの関節部分には、モータの回転角度や速度を検出するロータリーエンコーダが組み込まれている。
エンジニアリングチェーン
製造プロセスのうち、設計部門を中心とする一連の業務のこと。企画の構想から製品設計、工程・設備設計、生産準備などを指す。
エンドエフェクタ
アームの先端に取り付けるツール。ワーク(加工対象物)をつかむためのハンドなど。
お
音センサ
マイクロホンなどの音を電気信号に変換するセンサのこと。
オフラインティーチング
ロボットを動かしながら動作プログラムを作るのではなく、パソコン上で動作プログラムを作り、ロボットに転送すること。プログラムに変更を加えても、転送するまで動作に反映されない。オフラインプログラミングとも呼ばれる。
オペレーター
ロボットシステムを操作し、想定通りの動きをするか監視する人。
オンラインティーチング
プログラムを変更すると、配線でつながれたロボットの動作に即座に反映される状態で動作プログラミングを作ること。オンラインプログラミングとも呼ばれる。
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