ロボットSlerにまつわる用語をご紹介いたします。
今回は「か行」の用語から、ピックアップして解説いたします。
か
外界センサ
ロボットの外部の状態や周囲の環境を測るためのセンサ。画像センサや近接センサなど。
画像センサ
CCD(Charge Coupled Device)素子やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などのイメージセンサで捉えた映像から対象の特徴をデータとして算出する装置。
加速度センサ
加速度(単位時間当たりの速度の変化率)を検出する装置。振動の検出や姿勢の制御などに使う。傾きを検出するジャイロセンサとともに、モーションセンサとも呼ばれる。ロボットの姿勢制御、自動車のエアバッグの作動装置、コンピューターゲームのコントローラー、スマートフォンなどにも使われている。
架台
産業用ロボットを固定する台のこと。床置き、天吊り、壁掛けなどロボットの種類やロボットの重さや大きさ、動く速度などによって形や求められる強度などが変わってくる。
感圧センサ
圧力を検知する装置。
き
機械学習
膨大なデータを基にコンピューター自身がルールやパターンを学習する技術。人工知能(AI)技術の一種。通常は注目する特徴を人間が指示する必要がある。
教示
ティーチング
協働ロボット
人と同じ空間で働くことを前提に開発された産業用ロボット。人と衝突しそうになったら動作を止めたり、速度を落としたりするような機能などを備えていて、安全柵なしで使用できる。スピードは遅い。
距離センサ
物と物の距離を測れる装置。画像センサや赤外線、レーザー、超音波を使うなどさまざまな方法がある。
近接センサ
人と同じ空間で働くことを前提に開発された産業用ロボット。人と衝突しそうになったら動作を止めたり、速度を落としたりするような機能などを備えていて、安全柵なしで使用できる。スピードは遅い。
く
クラウド
クラウド・コンピューティングの略。さまざまなデータやソフトウェアをインターネット上のサーバに保存し、利用者が必要な時に必要な部分だけネットを通じて利用するサービスのこと。
繰り返し精度
同じプログラムでロボットを何度も動かした時のばらつき。基本的な性能を表すため、規格に定められた条件で測定するが、実際の運用事件とは異なるため、注意が必要。
クリーンタイプ
ロボットが使われる空間の空気のクリーンさを定めた規格。空気中のチリやホコリが少ない部屋をクリーンルームと呼び、ISOや米国の規格で清浄度を表す。
グリッパ
アームの先端に取り付けるハンドの一種。物をつかむためのエンドエフェクタ。
け
減速機
高速度回転を低速度回転に変える装置。モーターの回転はそのままだと高速過ぎるため、直径の違う歯車をいくつか組み合わせて速度を落として使う。速度が落ちる代わりに、出せる力は大きくなる。ロボットの関節部分に使われる。
こ
コネクテッド・インダストリーズ
企業と企業、機械と機械、人と人がIoTや人工知能などを活用し、データを介してつながり、新しい価値を創造し、産業を高度化させるという取り組み。日本の産業の目指すべき姿として、経済産業省が2017年に提唱した。CI。
コンベヤー
工場などで材料や製品を連続的に一定の方向にだけ運ぶ装置。ベルトコンベヤーやローラーコンベヤー、チェーンコンベヤーなどがある。
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