【開所式レポート 2/3】工場内部の様子を一部公開!三次元測定機・3Dプリンター・「デジタルツイン」

【開所式レポート 2/3】工場内部の様子を一部公開!三次元測定機・3Dプリンター・「デジタルツイン」

 奥の部屋は品質管理の機器が並ぶQCエリアで、室温が厳密に管理されています。高精度の三次元測定機などが威容を誇っていました。

 QCエリアの向かいは3Dプリンタの部屋です。樹脂用だけでなく金属の3Dプリンタがあり、樹脂用も通常のものより造形のスピードが速い高性能のタイプです。3Dプリンタはこれまでの作り方に比べて自由な形を作れるのが特徴で、ロボットハンドや試作品、金型などをつくるのに活躍が期待されています。

 最後の部屋はロボットを活用して変種変量生産に対応した全自動生産ラインです。製品の種類や生産量に応じて工程の種類や数、順番を変えることができるように、素材や部品を載せた無人自動搬送車(AGV)が各工程のロボットや加工機の間を自在に行き来する仕組みになっています。デジタル空間に実際の生産ラインと同じ双子の空間を再現し、デジタル空間上で繰り返したシミュレーションによって最適化した工程の進め方を現実の工場に反映させる「デジタルツイン」の技術を使っていて、常に最も無駄のない工程の進め方で生産できる様子を見ることができます。
 工場全体のネットワークのセキュリティや分電盤などにも最新の技術が使われており、加工機などから出る金属の削りクズ(切粉)をAGVが自動で回収するシステムも導入されています。

続きは後日公開予定ですので、乞うご期待!

(株式会社オフィスエフエイ・コム ライター・竹花 周)


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