続いて本館には、1階に展示施設の「スマラボ南相馬」があります。ここで見学できるロボットシステムは、AGVが工程間を行き交うスタイルを想定したものがほとんどです。
番重仕分けシステムは、惣菜パンをコンビニの店舗ごとに仕分けるもので、ロボットと三次元カメラがスライダーで移動するダイナミックな動きが特徴です。
隣のアパレルピッキングシステムは、オーダーに応じて棚からシャツをピッキングして箱詰めし、納品書を入れます。
マルチピッキングシステムは、人工知能(AI)を活用したばら積みピッキングシステム。
マルチ組み立てシステムは、協働ロボット2台が連動して自らハンドを取り替えながら電子部品を組み立てます。
マルチ検査システムは、スマホにケーブルを差し込んだり画面に触れてスクロールさせたりしてスマホの性能を確認していました。他にも、スマラボ東京でおなじみの弁当盛り付けシステムや研究開発中のドローン、電力量や製品の生産量など工場内のあらゆるデータを一括で管理できるシステムも展示されています。
ちなみに、事務所棟2階には事務所と共にカフェテリアも併設されている他、
敷地内には海外から採用した技術者などを受け入れるための研修施設も備えています。
開所式の式典では、天野社長が「製造業をかっこよくすることをコンセプトにした。一帯を新しいものづくりの聖地とし、日本のシリコンバレーみたいにしていきたい」とあいさつ。
弊社社長でもある飯野英城代表取締役は「技術をオープンにするので、全国の中小企業の方に見に来ていただいてモデルにしてもらえたら」と話しました。
(株式会社オフィスエフエイ・コム ライター・竹花 周)